ご利益
ご利益について
小さい境内ですが、夫婦和合・子授け・財富の霊験あらたかだと評判。
シンボルとしている大根と巾着は聖天さまのお印で、大根は夫婦和合・縁結び、巾着は財福や子孫繁栄の御利益を現わしています。
【山科聖天双林院】
1665年(寛文5)公海大僧正によって毘沙門堂とともに再建された毘沙門堂門跡の塔頭です。山科聖天と親しまれていますが、明治元年に「大聖歓喜天(だいしょうかんきてん)」を本尊とする聖天堂が建てられました。「大聖歓喜天」聖天さんはヒンドゥー教の神ガネーシャ由縁の仏教の守護神で、ガネーシャと十一面観音が合わされた姿をしており、頭が象、首から下は人間という、二体が向かい合って抱擁されている陰陽和合の「男女合体神」です。厨子に納められ、直接お姿を見ることはできない秘仏として拝まれています。本尊のほか武田信玄などから奉納された100体を超える歓喜天像を合祀しています。
【不動堂と不動の滝】
山門を入って正面の堂内で大護摩が焚けるという不動堂には、明治16年に比叡山無動寺より勧請された不動明王が安置されています。また、不動堂の右奥の崖下には、一本の清らかな滝が落ちています。右に石造りの「お滝不動」がお祀りされており、不動明王・阿弥陀仏のお姿を拝むことができます。