【山科聖天の寺宝】

大聖歓喜天(だいしょうかんぎてん)

聖天堂の厨子内に納められた秘仏で「聖天さん」と称されています。
聖天像は、頭部が象の形で、首から下の体は人間の姿で
男女2体が向かい合って抱擁しており、「男女和合」「陰陽和合」の状態を示しています。
又大日如来と十一面観音の化身の姿であるともいわれ、本尊は公遵法親王の念持仏でした。
武田信玄や信徒、寺院から奉納された70数体の聖天像も合祀されています。

阿弥陀如来(光坊の弥陀)

湖東三山の一つ西明寺(滋賀県犬山郡)から遷された、かつての本尊です。
平安時代中期に作られ、阿弥陀堂に安置されています。

不動明王像

不動堂に安置されています。
脇侍に四大忿怒像が安置されており、五大明王が構成されています。
1571年(皇紀2231)元亀2年の織田信長による比叡山焼き討ちのときに損傷した仏像の部材300以上を集めて造仏されたと言われています。
頭には如来のような螺髪(らほつ)があり、それらの頂点には楊枝状の部材100本が納められています。
1883年(皇紀2543)明治16年に比叡山の千日回峰行者 第24代住職が、比叡山無動寺より勧請し安置されました。